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Mamiko Nagai

 

私はこのツアーに参加するまで、エストニアについてバルト三国のうちの1つという知識しかなかった。そして、参加しなければその認識はきっとそのままであったであろうと思う。そう考えると、今回はいい経験ができたな、と心から感じている。私がこのツアーの、エストニア滞在の思い出としてまず思い浮かべるのは、ホステルでの共同生活だ。キッチン、シャワーが共同で、かつ自炊というホステル暮らしでは、夜スーパーに買い出しに行ったり、廊下でスキンヘッドのおじさんと仲良くなったり、キッチンでロシア人の奥様方の豪快クッキングを見ることができたりと、普通のホテルに泊まっていたら絶対経験できないであろう貴重な体験ができた。

また、エストニア人の友達ができた。エストニア滞在中には、日本に関心がある現地の人たちと交流する機会が何度もあり、私はそこで、アニメで日本語を知り、今は日本語がペラペラに話せる女の子と友達になった。そして、エストニア滞在最終日の一日自由行動の日には、その子にタルトゥの町を案内してもらった。その子は、いつかニコニコ動画のイベントに来るために来日すると言ってくれているので、また会えるのがとても楽しみだ。

BSPのワークショップでは持続可能な教育についてのニュージーランドの先生のワークショップに参加した。ディスカッション中心のワークショップだったため、自分の英語力のなさを痛感すると同時に、深く考えず、伝えたい!と思いながら話せば結構通じるということを実感した。開催国のドイツをはじめとし、フィンランドやベルギーなどから参加している学生や先生方とのディスカッションでは、「How about Japan?」と聞かれることが多かったが、知識不足で十分に答えることができないことが多々あり、総合グローバル学部に入り外国について学ぶ身であるからこそ、外だけではなく、きちんと日本国内のことも学ぼうと思った。日本人の参加者は私のみであったが、同じく1人で参加していたラトビアの子と行動を共にし、ラトビアの文化や歴史も知ることができた(黒パンは苦手だがキャラメルは史上最強に美味)。

今回のスタディーツアーは持続可能な教育について学んでくることが目的であったが、それ以上に、全く知らなかった国の文化や生活を体験し、友達を作ることができたという点で、参加して本当に良かったと感じている。

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