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持続可能性(サステナビリティ)は掴みようのない概念だと考える人も少なくない。国連が示す持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指すために、何ができるのかと考えると、途方もなく大きな課題を前に何もできない気持ちになることさえある。しかし、日本社会における閉塞感や若者の生きづらさ、孤独感や将来への不安などを抱える中で、東京の大学生活では見落としがちであるが、自らの人生・生活を持続可能にできるヒントは、日常生活にも多く転がっている。

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過去2回のツアーと同様、本ツアーでも、自分たちと社会を持続可能にするには、いかなる考えや行動が必要かを参加者各自が捉えることをツアーの目的とした。ただし本ツアーは例年と異なり、少子化・人口減少に直面し、しかし情報通信技術の導入や若者の起業促進などで工夫するエストニア共和国への訪問の他、ユネスコスクール・ネットワークと協働する「バルト海」プロジェクト(BSP)国際カンファレンス(テーマ:Global Citizen 2030)へも参加した。わずかなツアー期間であったが、兄弟姉妹を持たない学生であっても、他の上智大生および現地の同世代の若者とともに日常生活を経験し、ともに考え、将来の行動につなげていくヒントを見つけることができた。

 本報告書(Webサイト)は、上智大学によるエストニアおよび「バルト海」プロジェクト(BSP)へのスタディツアーに参加した 学生が現地で感じたことをまとめたものである。

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