EXPEDITION to ESTONIA & BSP
2018
エストニア共和国について
エストニアはヨーロッパにあるバルト海に面するバルト3国の1つで、国の面積は日本の約9分の1です。公用語はエストニア語です。首都はタリンで、旧市街が1997年より世界遺産に登録されています。町の中心には大きな広場があり、カラフルで綺麗な建物が沢山並んでいました。私達は、エストニアで第2に人口が多い都市タルトゥにも行きました。タルトゥはエストニアの学問・文化で栄えた都市として有名です。エストニア は1918年にロシア帝国から独立を果たし、2018年で独立記念日100周年を迎えました。
エストニア で学んだ事
私達は「持続可能な社会」をテーマに主に3つの観点(ICT教育、環境保全、教育←丸山より、教育が2回出てますが、どういうこと?)の学びを深める為に現地の高校や大学を訪ね、現地の先生方そして生徒とディスカッションを行いました。
エストニア の学校には多くのICT機器が整備されていました。どの教室に行っても植物が置いてあり、多くの緑に囲まれていて、湿地などから自然と融合している国でした。英語は比較的若者は話せるけれど、特にタルトゥでは高齢者の方やレストラン、お店で英語が通じなかったり、英語表記がない為少し不便を感じる事もありました。
エストニア(湿地)
エストニアは、国土面積における湿地の面積が大きく、自然豊かな土地が多く残っている国である。国民の心の中には自然保護の精神が根付いており、小国ではあるが、自然と共生する立派な社会が成り立っていると言える。本ツアーで訪れたLoodusmaja (Nature House)というNGO団体は、年代を問わずに放課後に教室を開くなどして環境教育を行っている団体の一つである。今回の滞在中には、実際に湿地を歩き案内してもらうなど、私たちも学習する機会を得られた。
湿地は、我々に水や食べ物などの恩恵をあたえるだけなく、二酸化炭素を吸収する機能を持っており、その保全と賢明な利用が求められる。エストニアは、自然が豊かな面と共に、ICT利用が進んでいる一面も持ち合わせており、より持続可能な社会が達成されていると思う。小国でありながらもICTが進歩していることに加え、自然保護の意識が発達していることは、私たちも見習わなければならない。広大に広がる湿地では、澄んだ空気の中で、ミネラルウォーターを飲んだり、咲いているクランベリーを摘まんで食べたりと、身体で自然を感じることができた。
「自然」がエストニア人のアイデンティティーの一つを形成しているとも言えるわけだが、国土の約7割が森林である日本も、自然豊かな国であり、持続可能な開発のために、環境理解を深めることは不可欠である。そんな中で、自然大国エストニアから学ぶことは多く、自然のあるべき姿を考え直させてくれる国であった。