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Moe Kodama

 

エストニアという国を知っていても実際に訪れたことのある日本人は少ないと思いますが、エストニアにスタディツアーで訪れることができ、普通ならできないような貴重な経験が沢山できて、思い出深いツアーになりました。エストニアはIT国家として有名で、そこに興味を持ったのがツアー参加のきっかけでしたが、IT先進国として成長を遂げた背景には、小国であるということを生かして納税や国民情報の管理など行政におけるシステムを最先端のものに改革していったという歴史があることが分かり、興味深かったです。その一方で広大な自然のある国なので、ネイチャーハウスがタルトゥ市内にあり、子供達が自然の素晴らしさを学べるような公共施設もあったりと、時代の最先端を行く一面と昔からの自然を守ろうとする一面の両方を見ることができました。教育についても、ICT教育が進んでおり、小学四年生くらいの子供たちが授業でiPadを使いICTを学んでいるのも印象的でしたが、それ以上に英語を流暢に話す学生の多さに驚きました。エストニアでは英語とロシア語が必修で、3ヶ国語を当たり前に話せる学生が多く、世界に目を向けた教育および人材育成がされていることを体感できたように思います。

また、学校や施設への視察以外でも、現地で友人ができたことが嬉しかったです。エストニア人の友達にエストニアの街や博物館を案内してもらったり、エストニアの国民だけが無料で乗れるバスに運転手さんが無料で乗せてくれ、“It‘s a gift!”と言ってくれたり、別れの日にエストニアのチョコレートをくれたりと、同年代のエストニア人と交流を持てたことが印象的でした。エストニアに愛着がある一方で、国をもっと発展させるためにどうしたらいいのかを考えている友人や、ポーランドの大学に進学しようとしている友人、タルトゥ大学で学んでいる友人たちと出会い、エストニアを観光しただけでなく、人との交流を持てたことが思い出深かったです。

ドイツのダンプで行われたBSPではバルト海諸国の文化について学ぶと同時に、Global Citizenという言葉の意味やヨーロッパの学生たちがどれだけ世界に目を向けているのか考えさせられる機会がおおくあり、日本においてGlobal Citizenという意識をいかに持たずに生活していたかに気付かさせられました。言葉や文化の違う様々な国の学生と共に活動できたことは刺激的で、スタディツアーでエストニアという素敵な国を知り、自分の視野を広げることができたように思います。

 

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